誰でもわかる!NISA、新NISAとは

知識

NISA:Nippon Individual Savings Acconut

新NISAは現NISAのパワーアップ版なので、まずは現NISAを理解してください。

一般NISA

NISAとは、「少額投資非課税制度」のことです。

例えば、20万円の株を買って、株価が上がり21万円で売ったとします。この時、1万円の利益に対して税金2,031円(20.315%分)課税されます。よって税引後の利益は、7,969円となります。

これをNISA口座で行うと、1万円の利益に対して非課税となり、1万円がまるまる利益となります。

使わない手はないですよね。ただし、期間、金額に条件があります。

非課税期間は5年間。金額上限は年間120万円。この上限額は購入額になります。以下例で説明します。

A社の株 20万円購入 → A社の株価が上がり21万円で売却

B社の株 40万円購入 → B社の株価が下がり39万円で売却

C社の株 60万円購入 → C社の株は売却せず、配当金(1万円)をもらう。

この例で行くと、左側の購入額が合計120万円となるので、ここまでNISA口座で購入できることになります。(NISA口座には120万円しか入らないと考えてもいいかもしれません。)

このNISA口座で購入できたA,B,C社の株について、利益が出た場合に非課税となります。

注意点としては株価が上がろうが下がろうが売ろうが売るまいが関係なく、購入時の株価で120万円が上限となります。そのため、デイトレードでNISA口座を使ってしまうとあっという間に120万円到達してしまいますので、デイトレード向きではありません。

年間120万円の上限で5年間の間は毎年120万円ずつ上乗せできます。1年目は上限120万円、2年目は240万円、3年目は360万円となりますが、来年1月から新NISAに変わりますので、一旦ここまでとします。

ここまでが一般NISAの説明になります。

つみたてNISA

つみたてNISAは、投資信託等に積み立てて利益が出た場合、その利益に対して非課税となるといったものです。

こちらの条件は、年40万円(月33,333円)までの積み立てに対し非課税となります。また、積み立て期間は最長20年間です。

一般NISAは株式投資が対象になっていましたが、つみたてNISAは投資信託(一定要件をクリアした投資信託)のみとなります。

一般NISAとつみたてNISAの併用はできず、どちらか一方を選択することになります。

新NISAとは

ここまで説明した、一般NISA、つみたてNISAは2023年12月末で終了し、2024年1月から新たなルールで新NISAが始まります。

まず、一般NISAとつみたてNISAの併用が可能になります。

それから、一般NISA部分の変更点は以下になります。

一般NISA新NISA
非課税保有期間5年間無期限
年間投資枠120万円240万円
保有限度額600万円1,800万円
(1,200万円)

さらに、つみたてNISA部分との変更点は以下になります。

つみたてNISA新NISA
非課税保有期間20年間無期限
年間投資枠40万円120万円
保有限度額800万円1,800万円

<補足>

 ・一般NISA、つみたてNISAの併用が可能となるので、保有限度額は両方合わせて1,800万円までとなります。また、一般NISA部分については、単体で1,200万円が上限となります。

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