元社長がサラリーマンになるとどうなる?(社長が転職するには)

転職

会社存続率

「転職を考えている社長」ということで、「会社をたたむ」しかない社長はそれなりにいるかと思います。そういった方々へどのようなマインドで転職し、サラリーマンとしてやっていけば良いのか私の考えをお伝えできればと思います。

ちなみに会社存続率という数字があります。会社を設立してどれくらいで、何年経営を続けられるかといった数字です。(3年で50%という資料もありましたが、ざっくり下記のとおりということで、ご了承ください。)

3年継続できている会社が65%

10年継続できている会社が6.3%

20年継続できている会社が0.39%

30年継続できている会社が0.025%

3年で65%の存続率ということは、逆に35%の会社が3年以内に廃業していることになります。私自身、この数字に違和感はなく、綿密に計画をたてていなかったり、会社を作ったはいいが想像と違っていたりと、一定数このような経営者がいるのではないかと思っているので、3年続かない会社が35%ぐらいでもおかしくはないかなといった感想です。

一方で、10年継続できている会社が6%は驚きです。100社中6社しか10年もたない。。。

以上より、元社長がサラリーマンになる可能性も少なくないということです。

社長がサラリーマンになるためのマインド

では、10年近く経営に携わってきた社長様がサラリーマンになるにはどのようなマインドで望めばよいかという本題ですが、

①社長を辞めたこと、会社をたたんだことを自覚する。

サラリーマンとしてやっていくのであれば、経営者として一度失敗したということを肝に銘じなさいということです。そのように思えないのならば、再度経営者としてチャレンジした方が良いでしょう。

②本当に尊敬できる経営者のもとで働きましょう。

元経営者なので、どこかの企業のサラリーマンになった時、「この経営は違う。」と思ってしまったら長続きしません。前述の①で「経営者として一度失敗した」と自覚する必要はありますが、自分の考えをなくす必要はありません。そのため、経営方針に納得でき、かつ経営者の言動、行動にも納得・尊敬できる企業に行くのが一番良いでしょう。また、尊敬できる経営者のもとで学ばせていただくといったマインドの方がうまくいくでしょう。そして、学ばせていただいた結果、再度経営を目指すというのもありかもしれません。

③「お金のためだけに我慢して働く」という気持ちはNG。

本当は経営者でいたかったが、それも叶わず食べていくためにサラリーマンになったのはいいが、ずっと過去を引きずりながら、お金のためだけに働く。このマインドはどこかで切り替えないと転職しても長続きしません。転職直後は気持ちを切り替える時間が必要でしょうから、仕方がないと思いますが、1年以上経過しても気持ちが切り替わらないのはNGです。気持ちは言動、行動にでてしまいサラリーマンとしての立ち位置も危うくなってしまいますので、きちんと気持ちを切り替えていきましょう。

以上①~③になりますが、要するにサラリーマンになったことで、自分自身の気持ちが前に進めるか進めないかといったところがポイントです。

「社長→サラリーマン」となったことを後退した(終わった。)と捉えないことが重要かもしれません。働き続けている間はまだ途中経過です。また、「社長→サラリーマン」でも「前進する」というマインドであればサラリーマンになっても通用するでしょう。

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