元社長がサラリーマンになるとどうなる?(転職時の反省点)

反省する人 転職

転職する際、給料や会社の雰囲気、将来性等を色々と調べて転職先を決めると思いますが、はっきり言って蓋を開けなければわからないというのが実情かと思います。では蓋を開ける前にできることはないのでしょうか。転職後に「想像していた仕事、職場環境と違う」といったことを避けるために、どんなことができるのでしょうか。私自身の反省から考えていきたいと思います。

転職先の検討

転職エージェントさんに経歴、要望を伝えることでエージェントさんが私の経歴、要望に合うところを探してくれます。そして、合うところがあれば書類審査に進めてくれます。

ここで、良くなかったのが、48歳という年齢で転職は厳しいだろうという考えがあったので、エージェントさんにほぼお任せで進めてしまったこと。ほぼお任せというのは、私の要望に合う企業を紹介されるやいなや、よく吟味せずに書類審査まで進めるようにお願いしていました。

そうすると何が起こるかというと、書類審査が通ってから、その会社を知ることになります。そして、書類審査が通っているので、一次面接が行われることになります。ここまで行くと引き下がれないです。また、あるエージェントさんとは認識合わせがきちんと出来ておらず、ちょっと業界が違うんじゃない?ということもしばしば。

こんなに雑に転職活動している人はいないかもしれませんが、教訓としてエージェントさん任せはダメですね。エージェントさんの立場からすると私の転職先が決まることで、それなりの報酬が入ってきます。そのため、新味になってくれるエージェントさんもたくさんいるかと思いますが、彼らもビジネスということです。

また、世の中の48歳はわかってくれると思いますが、就職氷河期を乗り越えている世代です。要するに働き手が会社を選ぶ時代ではなく、会社が働き手を選ぶ時代でした。そういった背景があるので、どうしても自分を雇ってくれる会社という発想になってしまい、この「雇ってくれる会社」を探す行動になってしまいます。

「自分を雇ってくれる会社」という発想は止めましょう!と就職氷河期時代を経験した48歳前後の人に伝えたいです。今はそういう時代ではないです。業界にもよりますが、だいたいどこも人手不足で、働き手が会社を選んで良い時代になっています。極論かもしれませんが、転職時代が来てもいい状況だと思っています。転職時代というのは終身雇用ではなく、常に自身のモチベーションを保てる場所で働くため、転職を繰り返していくことです。10年、20年前に比べたら転職も増えているのではないでしょうか。肌感ですが、テレビを見ていても転職支援企業の宣伝を多く見るようになった気がします。

以上より、転職先を検討する際、もっとわがままに考えて良いということです。自分のやりたいこと、目指したいこと、嫌いなこと、好きなこと等をきちんと伝え、転職先を吟味していくことが大事です。またそれに付き合ってくれるエージェントさんを探すのも大事です。終身雇用はもう古いです。会社が給料を上げるのではなく、自分で給料を上げていく時代がくると思っていますので、今転職を考えている方は、自分の思いを常識的な範囲でわがままに伝えていきましょう!私も次はそうします。

エージェントさん選びについて

今は企業の採用ページから自分で申し込んでという時代ではないです。転職するのであれば100%エージェントさんに協力していただく時代です。前述した「転職先の検討」と重複しますが、とにかくエージェントさんに呆れられてもいいので、自分のわがままな思いを伝えることです。伝えるとどうなるかというとレスがなくなるエージェントさんもいます。(要望に沿う企業が見つからないということでしょう。)全部が全部そうなったら、妥協点を探してまた依頼するといったやり方でいいと思います。転職は人生を左右する大事なイベントですので、納得いくまでエージェントさんとコミュニケーションをとることが重要だと思いますし、それをきちんとやってこなかったことに私は反省しています。また、エージェントさんは面接官ではないので、本音を言えるぐらいがいいかもしれません。

それから転職サイトは本当に増えています。人手不足をどうやって解消するかという課題をもつ企業が多いのでしょう。需要があるから転職サイトも増えるといった構図です。そして転職サイトが増えれば、働き手も転職チャンスが増えるということです。

面接

面接ですが、これも企業に選んでいただくということだけでなく、自分も企業を選ぶ立場なんだという気持ちで望んでもいいかもしれません。選んでもらうというスタンスだと、企業にとって都合の良いことばかりを面接で述べ、質問がありますか?と問われると、これもありきたりな質問で終わりそうです。ところが、視点を変えて自分が選ぶとなった場合、どうでしょうか。具体的な質問が飛び交う気がします。マニュアルにあるような自己アピールより、全然良いと思います。面接する側からすると、何十人、何百人と面接しているわけですから、マニュアルにあるような自己アピールはまったく記憶に残らないのです。それよりは、やりたい仕事、職場環境等、具体的に納得いくまで確認するような面接の方が、面接官の記憶には残るでしょう。この「やりたい仕事」を伝え、それが実現できるかを確認し、実現できるのであればこういう結果が出せるまで言えれば上出来だと思います。私の経験でもありますが、過去何をやったかは確かに参考にはなりますが、これから何ができるかの方が面接官に響くと思います。

えらそうに色々書きましたが、面接についても反省点はもちろんあります。面接した企業様の実情を確認しつつも、やはり自分を雇ってもらうためにはといったスイッチが入ってしまい、あまり本音で探れなかったところです。「こんな事ができる!」とアピールするのは良かったですが、それをするとどんな見返りがあるのかも聞いても良かったかもです。また、それをしないとどうなるかも。あとは、直近1年以内の50歳前後のキャリア入社者と話をしたいとか言っても良かったかも。嫌がられるかもしれませんが、こっちも本気だよという姿勢です。

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